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第2回次世代シミュレーション講演会の報告

  • 2013年02月22日掲載
  • 推進室
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次世代シミュレーション技術者教育推進室の主催で,「第2回次世代シミュレーション講演会」を2月14日に開催しました.講演者に,都築誠二博士(産総研ナノシステム研究部門分子シミュレーショングループ)をお迎えし,「ab initio分子軌道法による分子間相互作用の解析と格子エネルギーの計算」と題してご講演いただきました.参加者は,教員と学生を合わせて15名でしたが,ご講演中や講演後の質疑応答も活発に行われ,有意義な講演会となりました.

講演では,分子間相互作用に関する基礎知識から高精度分子シミュレーションによる最先端の相互作用解析技術まで幅広くご紹介いただき,学生の学習機会としても,今後の応用研究の知識としても,とても役立つ事例が多かったと思います.

主な講演内容は以下の通りです.

  1. ab initio分子軌道法による分子間相互作用の解析
    • 分子間力の重要性、分子間力の種類
    • 基底関数系、電子相関の補正の影響
    • 計算精度(気相での実験値との比較)
  2. 格子エネルギーの計算方法と計算精度
    • 尿素、ヘキサミン
  3. 分子間相互作用の方向性
    • 分子間相互作用の方向性の重要性
    • Distributed multipole を用いた静電相互作用の解析
  4. ハロゲン結合の相互作用の解析
    • 通常の力場で正確に計算することが難しい相互作用

特に,ご講演後半で解説されていた分子性結晶の格子エネルギー精密計算に関する新技術はとても興味深く,今後,本学の結晶計算技術と組み合わせた大規模高速結晶計算のための新しい応用研究テーマとして共同で発展させていくことで意見が一致しました.

尚,本講演会の内容は,次世代シミュレーション技術者教育のためのe-Learning教材の一部として公開される予定です.

文責:後藤仁志(3系)


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