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第2回 次世代シミュレーション講演会

日時 2013年02月14日(木) 13:15~14:30
場所 豊橋技術科学大学 F棟 F-207
講師 都築誠二 博士
(独立行政法人 産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門 分子シミュレーショングループ)
主催 次世代シミュレーション技術者教育推進室

参加対象

本学学生教職員(参加費無料)

講演タイトル

ab initio分子軌道法による分子間相互作用の解析と格子エネルギーの計算

講演概要

非結合相互作用は結晶や生体分子などの分子集合体の構造や物性を支配しており、化学の種々の研究で非結合相互作用の詳細な情報が必要とされることが増えている。ab initio分子軌道法は分子間相互作用の有力な手法になりつつある。十分に精密な基底関数系を用い、電子相関を適切に補正すれば気相での分子クラスターの結合エネルギーの実験値をほぼ再現できる。
本講演ではab initio分子軌道法による分子間相互作用の計算方法と近似のレベル(基底関数系と電子相関の補正法の選択)が計算精度に与える影響について解説する。
また、相互作用エネルギーの計算に基づく尿素とヘキサミンの格子エネルギーの計算について紹介する。さらに、通常の力場では相互作用の方向性を正確に再現することが難しい水素結合やハロゲン結合の方向性の原因について解説するとともに、distributed multipoleを用いた静電相互作用の精密計算について紹介する。

担当

後藤仁志(gotoh 左記アドレスに@tut.jpを補完してください。)

問い合せ先

次世代シミュレーション技術者教育推進室,田村(0532-44-6548)


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