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第1回「可視化ものづくり」シンポジウム ~接合プロセスを例として~

日時 2015年03月16日(月) 12:45 - 17:40
場所 ホテルアソシア豊橋 5階 ボールルーム
講師 岡本 正弘(中部経済産業局産業技術課 地域経済部産業技術・人材・情報政策課長)
加納 廣和(愛知県産業労働部 技監)
西尾 匡弘(トヨタ自動車ボデー生技部技術管理室 室長)
片山 聖二(大阪大学接合科学研究所 所長 教授)
香山 正憲(産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門 首席研究員)
福本 昌宏(豊橋技術科学大学 機械工学系 教授)
原 邦彦(豊橋技術科学大学 学長特別補佐(産学連携担当)研究推進アドミニストレーションセンター 副センター長 特定教授)
主催 豊橋技術科学大学(機械工学系、人間・ロボット共生リサーチセンター、次世代シミュレーション技術者教育推進室)
関連リンク 第1回「可視化ものづくり」シンポジウム~接合プロセスを例として~を開催します。
協賛
(予定、順不同)
中部経済産業局、愛知県、日本機械学会東海支部、日本金属学会・日本鉄鋼協会東海支部、溶接学会東海支部、日本溶射学会、塑性加工学会東海支部、鋳造工学会東海支部、可視化情報学会、自動車技術会中部支部、航空宇宙学会中部支部、豊橋信用金庫組合、東三河懇話会、精密工学会東海支部、計測自動制御学会中部支部、計算物質科学イニシアティブ(CMSI)

ご挨拶

ミッション「可視化ものづくり」

シンポジウム委員長 福本 昌宏

皆様、本日は「可視化ものづくり」シンポジウムにご参加下さり有難うございます。「可視化」や「ものづくり」は聞き慣れた言葉ですが、「可視化ものづくり」は新しい響きではないでしょうか。

申すまでもなく愛知/中部圏一帯は、自動車、航空機他各種産業群が高度に集積する、世界にも稀な活動地帯として我が国経済を牽引して参りました。ただし、グローバル化に起因する技術・人材の空洞化に加え、近未来に想定される人口、とりわけ就労人口の急速な減少は、悪循環を伴いながら我が国力の縮退の連鎖をもたらし、もはや避けられない現実となりつつあります。さらには、新興諸国の猛烈な追い上げに遭遇する中にあって、この先、科学技術創造立国を標榜する我が国は、どう進路を取るのか?特に、お家芸とする「ものづくり」をいかにして高度化、差別化するのか?誰もが自問する今日ではないでしょうか。ただし、自問の後に明確な自答があればいいのですが、名案がありません。

本シンポジウムは、悲観視される我が国の近未来に対し、アカデミアの立場から打開策を提案するものです。縁あって私は、平成22年度より知の拠点あいち重点研究プロジェクトに参加させて頂いています。従事する課題の一つが摩擦攪拌接合FSWであり、インプロセス制御FSWの確立に向けて取り組んでいますが、本課題への取り組みの中で「可視化ものづくり」なる概念を着想しました。そこで本シンポジウムでは、以下を論点とします。

  1. ものづくり大国を堅持するための打開策として「可視化ものづくり」概念を提唱し、その有効性、効用を検証する。
    ここに、シミュレーション、各種分析解析等の認識工学を可視化とし、一方、接合、塑性加工、鋳造、焼結等の設計工学をものづくりと大雑把に分類すると、多くの研究者、技術者はいずれかのスペシャリストではありますが、双方の有機的な連携で初めて見えてくる真実や、達成される価値創造があるのではないかと考えます。「可視化ものづくり」とは、双方の掛け合わせによるものづくりの高品位化、新規価値創造を指します。
  2. 可視化ものづくりを具現化する拠点形成の有り方を模索する。
    国内で先行する類似拠点として、物材機構、産総研等を核とするつくばイノベーションアリーナは、広く国内外に開く「ナノ研究拠点」として高度に洗練された学術活動、研究者交流を幅広く展開しています。ここに、愛知/中部における新成長戦略に謳われる世界的な産学官集中連携拠点としての「可視化ものづくり」拠点の構築を提言し、その構築に向けた体制の有り方を模索します。

以上の2点について各界有識者のご協力を頂きながら、参加頂いた皆様とともに知恵を出し合い、よりよい概念への昇華、具現化への道筋を開拓、共有できれば幸いです。

本シンポジウムは、平成26年度豊橋技術科学大学学内プロジェクト推進経費を原資に開催させて頂くものであります。また、実行委員(あいうえお順:内山 直樹、加藤 恭子、後藤 仁志、三枝 亮、関下 信正、三宅 哲夫、安井 利明)の皆様には開催に向けて種々ご尽力頂きました。記してここに謝意を表します。

プログラム(敬称略)

11:45 受け付け&会場後方にて展示会
12:45 開会挨拶(司会 豊橋技術科学大学/安井 利明)
12:47 主催者挨拶(豊橋技術科学大学/大貝 彰)
12:55 来賓挨拶(中部経済産業局産業技術課/岡本 正弘)
13:04 シンポジウム趣旨説明(豊橋技術科学大学/福本 昌宏)

産業界における課題の所在

13:15 愛知県が取り組むものづくり産業の振興(愛知県産業労働部/加納 廣和)

接合関連可視化研究の粋

13:50 自動車部品の溶接における可視化活用事例
(トヨタ自動車ボデー生技部/西尾 匡弘)
14:25 各種溶接・接合現象の実験的可視化(大阪大学接合科学研究所/片山 聖二)
15:10 材料界面の原子・電子レベル解析と可視化
(産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門/香山 正憲 )
13:50 休憩&会場後方にて展示会

産官学連携「可視化ものづくり拠点」構築の提案

16:25 産官学連携「可視化ものづくり拠点」の提案(豊橋技術科学大学/福本 昌宏)

パネルディスカッション:可視化ものづくり拠点構築に向けて

16:40 司会:豊橋技術科学大学 福本 昌宏
パネラー:
中部経済産業局産業技術課 課長 岡本 正弘
愛知県産業労働部 技監 加納 廣和
大阪大学接合科学研究所 所長 教授 片山 聖二
産業技術総合研究所ユビキタスエネルギー研究部門 首席研究員 香山 正憲
豊橋技術科学大学 学長特別補佐 原 邦彦
17:40 閉会挨拶

出展者一覧(五十音順)

  • 株式会社キーエンス
  • ソリッドワークス・ジャパン株式会社
  • 株式会社日本レーザー
  • 株式会社フォトロン
  • 株式会社ブレイド
  • ローランド ディー.ジー.株式会社
  • 株式会社ヤマナカゴーキン

問い合せ先

連絡先 国立大学法人 豊橋技術科学大学
第1回「可視化ものづくり」シンポジウム ~接合プロセスを例として~ 実行委員会
Tel 0532-44-6691
(機械工学系事務室)
Fax 0532-44-6690

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